NATの実現


NATとは

前に述べたDHCPでは、DHCPサーバはDHCPクライアントにプライベートなIPアド レス(192.168.1.11〜192.168.1.17)を割り当てるように設定しました。 この場合、DHCPクライアントはLAN内ではネットワークを使用することはでき ますが、プライベートアドレスを割り当てられるためインターネットに接 続することばできません。DHCPクライアントがインターネットに接続でき るようにするためには、DHCPクライアントが割り当てられるプライベート アドレスと、DHCPサーバに既に割り当てられているグローバルアドレスと を、相互に変換する必要があります。このような機能のことを NAT(Network Address Translator)と呼びます。

NATの実現

サーバマシンの用意

ここでは、DHCPサーバにNATの機能を持たせる設定を行います。従って、 先程DHCPサーバの設定を行った pfuna03(FreeBSD-2.2.8R)を使用します。 FreeBSDではLinuxのようにIP masaueradeといった機能が無いため、ここで はIP Filterを使用します。サーバマシンにはネットワークカードが2枚搭 載されている必要があります。DHCPサーバの設定のときにネットワークカー ドを増設したため、以下のようなネットワークカードが搭載されています。
ドライバ     IP アドレス       ネットマスク
  ed0     133.28.116.169   255.255.255.0  (グローバルアドレス)
  ed1     192.168.1.1      255.255.255.0  (プライベートアドレス)

IP Filterのインストール

環境設定

以上で設定は終了です。再起動して、DHCPクライアントがインターネット に接続できれば成功です。

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Last modified: Mon Jun 28 02:54:12 JST 1999